関東学園短期大学2018
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 現在、子どもの成長・発達に関わる子育てへの支援はますます重要視されております。少子社会となった日本では、各種の施策の中で、子育ては地域社会や職場等あらゆる分野で、全ての人が、各々の役割を果たすとともに、相互に協力して行うことを求めております。このような社会にあって、子育て支援の中心的役割を担う保育者のニーズは、これまで以上に高まると同時に多様化もしています。就学前の子どもに対して、幼児教育とともに保育の場を提供する施設として、認定こども園が誕生しております。ここでは、地域の子育て支援も同時に担うことが求められており、保育教諭という新しい専門職もできております。 関東短期大学では、「こども学科」の中で、幼児の教育・保育に関する高い専門性と人間性を伸ばす教育を行っております。必要な単位を取得すれば、幼稚園教諭免許と保育士資格が卒業と同時に取得できます。また、フィールド科目群の中から、興味関心のある科目を受講することにより、自分の得意分野をさらに伸ばし、免許や資格以外にも保育に関わる各種の資格を得ることも可能です。 本学は、日本に短期大学が誕生した時からの長い歴史と輝かしい伝統を有しており、二年間の効率よい学びの中で、幼稚園教諭免許と保育士資格が同時に取得できるため、今後とも一層重視される子育ての専門家として、社会の要請に応えることができます。 子どもたちや社会が、皆さんの優しさや意欲、ちからを求めています。皆さんの夢や目標を実現して、子どもの成長・発達に関わる喜びを実感しながら、子どもたちのあこがれの先生になってください。学長文学修士 臨床心理士 渡辺敏正敬 和 (人を敬い 人と和する)温 順 (おだやかで すなおに)質 実 (かざりけなく 誠実に)建学の精神沿革学校法人関東学園の創始者、松平濱子(1881~1967年)は群馬県佐波郡生まれ、日本女子大学の最初の卒業生です。東京帝国大学(東京大学の前身)が聴講生として初めて女性に門戸を開放した際に、最初の女子学生として国文学を修め、女性の地位向上の先端を歩み続けた篤学の才女でした。明治14大正13昭和21昭和22昭和25平成16(1881)年(1924)年(1946)年(1947)年(1950)年(2004)年● 創始者 松平濱子、群馬県佐波郡で誕生● 関東高等女学校開設(東京都新宿区)● 関東女子専門学校を群馬県館林市に設立、国文科、被服科を開設● 英文科を増設● 学制改革により関東短期大学となる● 初等教育科(昭和27年開設)をこども学科に名称変更● 幼稚園・保育所の現場の先生を対象とした研修会・講演会の開催● 地域子育て支援センター等での子育て相談、発達相談の実施● 公開講座の実施● 教員、学生と地域の親子が集う「親子遊び」の機会提供● 保育者を目指す高校生等への支援         など● 聴覚及び言語障がい児の言葉の指導● 聴覚及び言語障がい児の言葉の指導法の研究● 研究会、指導相談会の実施● その他、研究及び指導に関連する事業        など幼稚園・保育所の先生、高校生、子育てに悩む親たちを対象とした地域子育て支援に取り組んでいます。□ ヴェルボトナル言語教育研究所□ こども研究センター 付設機関学長メッセージ29

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